鞍馬寺の日めくりカレンダー『心の糧第一集・信ずれば樂しの解説
日々の言葉を信じて実践すれば生活が楽しくなります。
鞍馬山叢書より抜粋させていただきました。
22日
手 ば な し に な ろ う
悩 み か え っ て 楽 し か ら ん
登山家が岩場からすべって落ちかけた。
両手でロープを握り、宙吊りになっている。
救助隊がかけつけて救助網をひろげ、大声で叫んだ。
「おうい、その手をはなせ」
だが、登山家は必死にしがみついて手をはなそうとしない。
何度も呼ばれて、やっと片手をはなした。
「両手をはなせ!」
だが、なかなかはなさない。
「・・・・・・・・・・・・」
何度も呼ばれて、ついにもう一方の手をはなした。
登山家は救助網に落ちて救われた。
手をはなせないのは執着である。
執着はもろもろの悩みを生ず。
小我をさい破すれば、悩み却って楽しからん。
(鞍馬弘教教条四六)
※抜粋者注釈:「さい破」の「さい」は旧字で変換できませんでした。意味は「くだきやぶる」です。
人にものごとを頼むとき、掌(てのひら)をかたくにぎりしめている。
きばっているのだろうが、これではいけない。
掌を開いている人は、他人の言葉がよくわかり、援助を充分に受けることができる。
抜粋を参考にしていただければ幸いです。
喜びが喜びをたずさえて、たくさんの人たちに訪れますように
『心の糧』第一集 解説 信ずれば樂し 抜粋
心霊