太古の叡智  抜粋

「生命にはそれぞれ、善、悪と呼ばれている2つの側面があります。
善の側面ではキリストの指導のもとに多くの存在が働いています。
他方、悪、または『闇の天使』と呼ばれている多くのものも存在しています。
彼らの仕事は『光の天使』のものとは違いますが、それでも神の法則内で活動しているのです。
もしも、皆さんが神を無限なるものとして受け入れるのであれば、闇の天使の力・破壊の力もその無限なる神力の支配下にあると認識しなくてはなりません。
そうでなければ、全くの混沌状態となることでしょうし、秘教学校を通じて人類に伝道されて来て、次には各時代をとおして各々の宗教を養うこととなった神の愛に対して、皆さんは信仰や確信や信頼をもてないことでしょう。
大師イエス・キリストの忠実な生徒には、いつでも、無限の愛が示されて来ました。
彼らは導かれ、守られ、霊感を吹き込まれ、善きものを与えられて、外見上の混沌状態から救われて来たのです。
私たちは、バランスの大切さということに皆さんの注意を促したいと思います。
建設的なものと破壊的なもの、光と闇、こうした2つの面がバランスや釣り合いをもたらすために共に働いています。
それは、生命の基本法則の1つなのです。
その究極の目的は、人間という小宇宙における絶対的なバランスと大宇宙における絶対的なバランスの達成です。
したがって、善と悪という生命の2つの面は、より高い意識状態から見ると、安全な生命を生み出すために協同している2つの勢力であり、個人的な生命の熟成を促す力なのです。
目に見えない存在も同様ですが、すべての人の内には、陽と陰、光と闇の両者が存在しています。
忘れてならないことは、人は自分自身のハートの内にそのバランスを保持しているということです。
その陽と陰のバランスが保たれるということが極めて大切なことなのです。
その昔、神人たちは、インディアンたちにあらゆる生命の内に絶えず作用している2つの対立的な力について教えました。
既に見たとおり、その知識は時代を経て、神話や伝説の形で表現されるようになり、世代から世代へと伝えられて来ました。
この善悪の問題と密接に関連しているのが、すべての人に宿る(善にも悪にも使われ得る)創造力 - 「蛇の力」 - として知られて来たもの - の問題です。
蛇の印はインディアンたちにしばしば用いられました。
太古の叡智において、蛇は知識や叡智 - 内在の霊性の向上に伴って生じる知恵 - を表しました。
この蛇の力は、通常、道徳的・精的・精神的な力が発達するまでは、その人の中で眠ったままになっています。
※注釈:蛇の力とは、クンダリーニのこともありますが、それだけではありません。霊的進化に伴い、準備が整えば、自ずと自然とちょうどよい時期に必要であれば霊の書等をとおして、それらの意味が理解できてわかるようになるようです。
もしも、道徳的・精神的なバランスが獲得されるに先立って知識が刺激されると、混沌状態や破壊的な状態が生じることになります。
もっと、高く進歩した人々にあっては、蛇の力は霊的な叡智や霊的な照明といった形で顕現し、その人を神に極めて近い状態へと変化させます。
より低い進化状態の人々にとって、蛇の力は大きな試験装置に他なりません。
なぜなら、人が無知のまま、この力を自分自身の目的に用いる時にはいつでも、その無知の結果として、苦しまざるを得ないからです。
けれども、苦痛をとおして人は学び、神意識の方へと前進してゆくものです。」
「太古の叡智  インディアンの宗教」よりお導きにて抜粋

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